出店加速や商品の魅力向上図る
家具卸大手の関家具(福岡県大川市)は9月17日、米投資ファンド大手のLキャタルトンと戦略的資本提携で合意したと発表した。
Lキャタルトンはフランスの高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループ系で、消費財や消費者向けサービスの領域への投資に特化している。
関家具は1968年創業。2024年5月期の売上高が185億円で、卸売に加えて家具の企画開発も担っており、直営店を国内26カ所に展開している。
Lキャタルトンが近く関家具の創業家から株式の過半を取得、買収する見通し。取得総額は数十億円に上るとみられる。
関家具はLキャタルトンの豊富な経験や広い顧客ネットワークを生かし、実店舗の出店加速や商品の魅力向上を図り、業績向上を目指す。
関家具は買収に伴い、関文彦代表取締役会長が名誉会長兼名誉創業者に就任する。春田秀樹氏は引き続き、関家具などグループ3社の社長を務める。
(藤原秀行)



