JDSCがAWSジャパンの「フィジカルAI開発支援プログラム」に採択、製造・物流でのロボット基盤モデル開発加速へ

JDSCがAWSジャパンの「フィジカルAI開発支援プログラム」に採択、製造・物流でのロボット基盤モデル開発加速へ

新たなビジネスモデルの構築目指す

JDSCは3月5日、アマゾンウェブサービスジャパン(AWSジャパン)が提供する「フィジカルAI開発支援プログラム」に採択されたと発表した。


(JDSC提供)



このプログラムは、カメラ映像とテキスト、ロボットの動作を1つのAIで統合的に処理し、ロボットが円滑に「見て、理解して、動く」ことを可能にするAI技術Vision-Language-Action(VLA)をはじめとしたロボット基盤モデルの開発を支援する目的で創設した。

JDSCはプログラムを活用し、製造・物流領域を起点としたロボット基盤モデルの開発を加速するとともに、新たなビジネスモデルの構築を目指す。

ロボットが視覚情報と言語指示から自律的に動作を生成する「フィジカルAI」が急速に注目を集めており、カメラ・センサー情報と自然言語指示を統合してロボットの動作を直接生成するVLAモデルは、2024~25年にかけてπ₀やGR00T N1.5といった産業グレードのモデルが相次いで登場、汎用産業ロボット実現への道筋が開かれつつある。

ただ、VLA技術は急速に進化しているものの、実際の製造・物流現場への本番展開は動作精度・制御速度・安全性の観点からまだ限定的なものにとどまっている。

JDSCはパートナー企業と協業しながら、VLA技術を用いたロボット基盤モデルの実証開発を推進してきた。研究段階の技術を実際の産業環境に適用するための開発体制と実装知見を有している点が、今回の採択において評価されたとみている。

JDSCは今年2月、代表取締役COO(最高執行責任者)直下に「Physical AIビジネス開発室」を設立した。プログラム採択を受け、VLAモデルをはじめとするロボット基盤モデルの開発をさらに加速させ、モデルの産業実装に向け、導入にとどまらず運用フェーズまでを包括した新たなビジネスモデルの構築を推進する。



具体的には、仮想空間でのシミュレーションによる事前検証、自律制御アルゴリズムの開発、アライアンスを通じたハードウェア提供を一体的に進め、パートナー企業との実証を通じて事業化を図る。

(藤原秀行)

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