ヤマトのCVCファンド、屋内配送自動化手掛ける韓国のWattに出資

ヤマトのCVCファンド、屋内配送自動化手掛ける韓国のWattに出資

建物のエントランスから玄関先まで自律走行、新たな物流モデル確立目指す

ヤマトホールディングスは4月23日、グローバル・ブレインと運営しているコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「KURONEKO Innovation Fund2号」(KIF2号)を通じ、屋内配送自動化を手掛ける韓国のスタートアップWatt(ワット、WATT)に出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。


(プレスリリースより引用)



WATTは2020年3月設立。建屋フロア間自律走行ロボットを開発・活用し、屋内配送自動化のソリューションを提供している。

同社が開発した建屋フロア間自律走行ロボットは、建物のエントランスから玄関先まで、荷物を自律走行で配送する。建物内の構造をリアルタイムで認識し、ロボットアームでエレベーターのボタン操作や乗降を自律的に行う独自のシステムを開発している。

ヤマト運輸はWATTと組み、2025年8~12月に関東の大規模マンション3カ所で建屋フロア間自律走行ロボットを活用した実証実験を展開。走行の安全性と荷物の受け取りの利便性を確認できたという。

KIF2号は共同実証の成果に加え、WATTの優れた技術開発力と、ヤマトグループのラストマイル配送におけるシナジー効果が見込まれる点を評価、出資に踏み切った。

ヤマトグループは今回の出資を通じてWATTの日本での事業拡大を積極的に支援し、大規模マンション居住者の荷物の受け取り利便性向上に資する、新たな物流モデルの構築を目指す。

(藤原秀行)

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