フロリダで高齢者向け、コロナ感染で安全性確保
UPSは4月27日、米ドラッグストアチェーンのCVSと、ドローン(無人飛行機)を使った処方薬の配達サービスを5月に開始すると発表した。
UPS子会社でドローン物流を担うUPSフライトフォワードが米フロリダ州で高齢者が多く住んでいる地域を対象に、希望者に薬局から処方薬を届ける。新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控えるよう求められる中、ドローンで必要な人に安全かつ確実に薬を届けられるようサポートする。配達にはマターネット製のM2ドローンシステムを投入。約2キログラムまでの荷物を運ぶことが可能という。
両社は2019年11月、米ノースカロライナ州でCVSの調剤薬局からドローンで処方薬の配達に初めて成功していた。フロリダでは温度管理が必要な医薬品の配達も担う予定。
ドローン配達のイメージ(UPS提供)
(藤原秀行)