伸びは鈍化も好調維持
ヤマト運輸が1月7日公表した2021年12月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比3.3%増の2億6697万5201個となった。2020年2月以来、23カ月連続で前年同月実績を上回った。
このうち、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」は13.0%増の3429万1034個。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うEC利用の普及が追い風となり、15年の取り扱い開始以降、好調を維持している。
ただ、伸び率自体は4カ月続けて50%台を超えた昨年9月以降、やや鈍化しており、前年同期の取り扱い個数が多かった反動が生じている。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は2.0%増の2億3268万4167個で、全体の数量と同じく23カ月続けて前年水準を超えた。
一方、企業がメーンのクロネコDM便は5・2%減の6374万6183冊だった。
(藤原秀行)