オリックス不動産、100%再エネ由来電力で賄うマルチテナント型物流施設を京都・京田辺に開設へ

オリックス不動産、100%再エネ由来電力で賄うマルチテナント型物流施設を京都・京田辺に開設へ

2万㎡、23年9月末竣工予定

オリックス不動産は8月26日、京都府京田辺市で新たにマルチテナント型物流施設「京田辺ロジスティクスセンター」の開発に着手したと発表した。


「京田辺ロジスティクスセンター」外観イメージ(プレスリリースより引用)

地上3階建て、延床面積は6054坪(約2万15平方メートル)を計画。最小区画は2955坪から、最大2テナントまで入居可能。2023年9月末の竣工を予定している。

1階には最大19台(10トン車、一部は4トン車)が同時接車できるバースを整備。梁下有効高約5.5メートルを確保し、荷物用エレベーターを2基、垂直搬送機を2基実装、効率的な保管・運用が可能な仕様とする。

京奈和自動車道の田辺西IC」から約600メートル、第二京阪道路の枚方東ICから約3.9キロメートル。周辺に工場が立ち並ぶ田辺西工業団地区(B地区)に位置する。京都・大阪エリアなどを含む、関西エリアへの広域配送が可能な立地とみている。

2027年度には、新名神高速道路の全線開通が予定されており、東日本と西日本の結束点としてさらなる交通利便性の向上が期待できると想定している。

屋上には太陽光発電設備を設置するほか、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合はオリックスが非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給するため、入居テナントは100%再生可能エネルギー由来の電力を使うことができる。

■施設概要
名称:京田辺ロジスティクスセンター
所在地:京都府京田辺市甘南備台2丁目14番8号(田辺西工業団地区内)
交通手段:京奈和自動車「田辺西 IC」から約0.6km
第二京阪道路「枚方東IC」から約3.9km
JR 学研都市線「京田辺駅」から約2.9km
敷地面積 12,479.90㎡ (約3,775.16坪)
延床面積:20,015.41㎡(約6,054.66坪 )
規模・構造:地上3階建て、S造
駐車場台数:普通車
44 台、大型トラック待機場10台
その他:トラックバース19台(17台: 10t車、2台:4t車) 、床荷重1.5t/㎡
梁下有効高:5.5m 以上
全館LED 完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド2台設置
設計:西松建設株式会社
施工:西松建設株式会社
着工:2022年8月1日
竣工:2023年9月末(予定)

(藤原秀行)

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