2月1日以降受注分、純正部品なども4月から実施
コマツは1月16日、国内市場向けの建設機械およびフォークリフトの全製品と純正部品、ディーゼルエンジンオイルなどの油脂類を対象に値上げすると発表した。
昨今の世界的なサプライチェーンの混乱による生産および販売への影響や、原材料価格や物流費の高騰の影響がある中、中期経営計画の成長戦略を実現するため、部品調達の複数社購買体制の強化とクロスソーシング活用、コスト低減活動に取り組むなど、商品・部品の継続的供給に尽力してきた。
国内市場で2022年1月にも本体の価格改定を実施したが、原材料価格や物流費の高騰に沈静化する兆しが見えず、労務費やエネルギーコスト上昇の影響もあり、企業努力での吸収は難しいと判断。再度の値上げに踏み切る。概要は以下の通り。
価格改定対象機種
国内市場向け建設機械、フォークリフト全機種および純正部品、油脂類
価格改定内容
建設機械およびフォークリフト全機種 平均10%値上げ
純正部品 平均7%値上げ
油脂類 平均28%値上げ
価格改定実施日
建設機械およびフォークリフト全機種 2023年2月1日以降の受注分より
純正部品・油脂類 2023年4月1日以降の受注分より
(藤原秀行)