CRE、静岡・掛川で1.4万㎡のBTS型物流施設着工

CRE、静岡・掛川で1.4万㎡のBTS型物流施設着工

大手メーカーが入居へ、24年1月末竣工目指す

シーアールイー(CRE)は2月1日、静岡県掛川市で、BTS型物流施設「ロジスクエア掛川」の工事に着手したと発表した。

国内大手メーカーが利用する予定で、2024年1月末の竣工を目指す。テナントの詳細は開示していない。

地上3階建て(倉庫2層)の倉庫棟と平屋建てのテント倉庫で構成し、総延床面積は1万4235㎡を計画している。

掛川市の菖蒲ヶ池工業団地に隣接する工業地域にあり、東名高速道路の掛川ICから約3.7kmに位置。県道403号磐田掛川線を通じて国道1号線へのアクセスにも優れ、静岡県内に加えて関東・中部エリアへもアクセスしやすい場所に存在している。

東海道新幹線・東海道本線の掛川駅から約2.3kmに位置し、駅周辺には住宅街も形成されていることから、従業員確保の観点においても優位性を備えているとみている。

ロジスクエア掛川が所在する高御所は、掛川市海岸より約10km、海抜52.8mのため津波・高潮による被害想定外地域となっており、掛川層群に属する強固な岩盤地層に位置していることからも、防災面でも優位性のある立地と期待している。

2022年7月に新たに施行された「静岡県盛土等の規制に関する条例」で初めての許可を取得した計画。

入居テナントの要望により倉庫内空調や作業員用トイレの拡充など、より細かいニーズに沿った計画を採用。汎用性を備えると同時に様々な物流ニーズに対応し得るCREの基本スペックに準じた仕様とする。


完成イメージ(プレスリリースより引用)

環境対策としては全館 LED 照明、人感センサー、節水型衛生器具などを想定している。エンバイオC・エナジーで太陽光発電システムの導入を予定している。屋根に設置する太陽光パネルで生み出した自然エネルギーを自家消費する。

■開発プロジェクト概要
施設名称 : ロジスクエア掛川
所 在 地 : 静岡県掛川市高御所
敷地面積 : 16,791.76 ㎡(5,079.50 坪)
用途地域 : 工業地域
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 普通倉庫 鉄骨造 地上3階建て(倉庫部分2層)
テント倉庫 平屋建て
延 ベ面 積 : 合計 14,235.84 ㎡(4,306.34 坪)(予定)
着 工 : 2023 年 2 月 1 日
竣 工 : 2024 年 1 月 31 日(予定)
設計施工 : 鈴与建設株式会社

(藤原秀行)

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