大和ハウス、新潟県初のマルチテナント型物流施設に着工

大和ハウス、新潟県初のマルチテナント型物流施設に着工

1.5万㎡で24年1月竣工予定

大和ハウス工業は2月13日、新潟市西蒲区で新潟県内初のマルチテナント型物流施設「DPL新潟巻潟東」(平屋建て、延床面積1万5209㎡)を「漆山企業団地」内で開発すると発表した。


「DPL新潟巻潟東」外観パース

これまで北信越地方で、北陸初のマルチテナント型物流施設「DPL富山射水」(富山県射水市、平屋建て、延床面積 2万4284㎡、2021年5月竣工)や「DPL長野千曲」(長野県千曲市、地上2階建て、3万7003㎡、23年4月竣工予定)、BTS 型物流施設「D プロジェクト新潟見附」(新潟県見附市、3階建て、2万3076㎡、18年6月竣工)などを手掛けてきた。

北信越地方で需要がさらに見込めると判断、新たなマルチテナント型物流施設の開発に踏み切った。竣工は2024年1月となる見通し。

北陸自動車道の巻潟東ICまで約300m。新潟県全域に加え、北陸地方や関東地方、東北地方への輸配送に優位性を持つ。新潟空港まで約34km(約30分)、新潟港まで約27km(約28 分)など、陸路輸送にとどまらず空路・海路輸送でもアクセスが容易で、国内外への物流に対応できると想定している。

最大4社のテナント企業(1区画当たり3311㎡~)が入居可能。雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしや通行ができるよう、最大47台接車可能なトラックバースを屋内に設置する。

危険物倉庫(延床面積 512.16 ㎡)も併設し、石油やアルコール、動植物油などの燃えやすい液体(第4類危険物)に対応可能にする。

■建物概要

敷地面積 26,663.65㎡(8,065.75坪)
建築面積 15,244.05㎡(4,611.33坪)
延床面積 15,209.81㎡(4,600.97坪)
賃貸面積 15,030.29㎡(4,546.66坪)
構造・規模 鉄骨造・平屋建て 最高高さ9.23m、幅149.5m、奥行き114.6m
建物用途 マルチテナント型物流施設
事業主 大和ハウス工業株式会社
設計・施工 株式会社福田組
着工 2023年2月15日
竣工 2024年1月19日(予定)
入居 2024年2月1日(予定)
総事業費 約40億円

(藤原秀行)※写真などは大和ハウス工業提供

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