アサヒロジスティクスなど協力、業務効率化を後押し
シーネットは4月18日、物流データ分析サービスをクラウド型WMS（倉庫管理システム）の新機能として提供するため、物流企業や大学など8組織の共同開発プロジェクトとしてPoC（概念実証）を開始したと発表した。
物流業界で人手不足による人件費高騰やEC市場の拡大に伴い、サプライチェーンや物流の効率化に対応するため、物流データの活用による業務効率化が注目されているのに対応する。
プロジェクトには物流業界で実務経験豊富なプロフェッショナル、物流に関する学術的知識を持つ専門家、データ分析やIT技術に熟練したエンジニアなど、多様なバックグラウンドを持つメンバーが参画。それぞれの専門知識や経験を生かし、実証実験を通じて分析ツールを開発、サービス化することを目指す。
PoCでは、参加メンバーが現場改善のために必要なKPI（重要業績評価指標）を抽出し、広くユーザーに利用できる形に実装する予定。データの組み合わせ方や生産性の分析方法などの要望を共有し、実証メンバー全員で標準的なKPIと分析手法を検討する。
プロジェクトの要旨
コンセプト：物流KPIに特化した分析ツールの提供
サービス名：BAツール（仮称）
■内容
・物流KPI基礎知識の習得/物流KPI一般指標・事例等の提示
・必要KPI情報検討/顧客KPI情報ロジック検討
・アプリ構築・検証/アプリ利用・検証
・情報フィードバック/アプリ修正
■期間
1年
※期間中の効果検証についても、随時公開していく予定
■実証実験メンバー
【物流実務】
アサヒロジスティクス株式会社（本社：埼玉県さいたま市、代表取締役社長：横塚元樹）
コゲツ産業株式会社（本社：福岡県北九州市、代表取締役社長：本村陽一）
サン インテルネット株式会社（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：三田竜平）
園田陸運株式会社（本社：鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長：園田剛介）
【戦略・策定】
株式会社ロジスティクス・サポート＆パートナーズ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：吉原和彦）
常務取締役 石橋 岳人氏
【SCM等学術的立場からの助言】
学習院大学経済学部経営学科 河合亜矢子教授
【技術】
株式会社ベイキューブシー（本社：千葉県千葉市、代表取締役社長：大川勉）
【プロジェクト推進】
株式会社シーネット
（藤原秀行）※いずれもシーネット提供
