九州の生産設備投資活発化など考慮、25年1月竣工予定
住友倉庫は10月3日、子会社の住友倉庫九州が福岡市東区箱崎ふ頭の「箱崎埠頭営業所」内に新倉庫を建設すると発表した。
九州地区で半導体などの生産拠点への設備投資が活発化し、「2024年問題」を背景とした在庫分散化需要も高まっているのに伴って今後も旺盛な物流需要が見込まれると判断。既存施設を解体し、新たな倉庫を建設することにした。
新倉庫は地上4階建て、延床面積は1万2206㎡を想定しており、2025年1月に竣工する予定。
博多港の国際海上コンテナ貨物の約9割を取り扱う香椎パークポート・アイランドシティやJR貨物福岡貨物ターミナル駅に至近。九州自動車道や福岡空港へのアクセスに優れ、国内に限らず海外との取引における多様な輸送ニーズに対応できる立地とみている。
太陽光発電システムを備え、温室効果ガス排出量の低減を図る計画。
【施設の概要】
住 所 | 福岡市東区箱崎ふ頭一丁目8番6号 |
敷地面積 | 11,834㎡(約3,580坪) |
構 造 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)4階建 |
延床面積 | 12,206㎡(約3,692坪) |
着 工 | 2023年10月 |
竣 工 | 2025年1月(予定) |
そ の 他 | 建築環境総合性能評価システム(CASBEE)Aランク取得(予定) 太陽光発電システム(発電出力:81.6kW) 非常用自家発電設備(72時間) |
完成イメージ
広域図(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)