デリカフーズ、大阪・茨木で関西エリア自社最大の青果物加工・物流センター竣工

デリカフーズ、大阪・茨木で関西エリア自社最大の青果物加工・物流センター竣工

在庫管理システムなど自動化・省力化推進

デリカフーズホールディングス(HD)は4月10日、傘下のデリカフーズが大阪府茨木市で開発を進めていた新たな物流拠点「大阪FSセンター」が竣工、業務を開始したと発表した。

投資額は約41億円で延床面積は5645㎡。在庫管理システムなど先端技術を駆使し業務の自動化・省力化を推し進める。関西エリアではデリカフーズ最大の青果物加工・物流センターとして運営する。


センター外観(デリカフーズHD提供)

デリカフーズグループは2024年3月期までの3年間を対象とする中期経営計画Transformation 2024」で基本方針の一つに「青果物流通インフラの構築」を掲げ、需要が高まる既存エリアや空白エリアでの拠点増設を進めてきた。今回の拠点もその一環。

大阪府は飲食店数が全国第2位で、新鮮な青果物やカット野菜の需要が大きい。新拠点は西日本地区における一層の事業拡大を図るための新たな重要拠点と位置付けている。

新工場開設で、2010年から進めてきたFSセンター(FSはFresh&Speedyの略)の全国展開が主要大都市圏(東北、関東、中京、関西、九州)で完了、同一レベルの高品質なサービスを提供できる体制が整った。

<大阪FSセンターの主な機能>
・オートメーション化による省人製造ラインの導入
・スーパーコールドチェーン(4℃)対応の新センター
・真空加熱野菜製造ライン・サラダライン・ミールキットラインの新設
・カット野菜製造ラインに異物除去装置を開発・導入
・在庫管理システムおよび進捗管理システムの導入
・野菜ごみを完全リサイクル化へ
・フードテロ対策として最新のセキュリティシステム(顔認証)を導入

<大阪FSセンター概要>
名称:デリカフーズ株式会社 大阪事業所 大阪FSセンター
所在地:大阪府茨木市
建物:地上3階建、延床面積5,645㎡
投資額:約41億円
業務開始日:2024年4月8日

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