中継拠点ニーズに対応可能と想定
日本GLPは2月20日、 岡山県早島町で新たな物流施設「GLP早島Ⅲ」が竣工したと発表した。
地上3階建て、延床面積が1万7878㎡のボックス型で、両備ホールディングス(HD)が1棟借りし、「両備ロジサポート岡山ベース」として運営する。
「GLP早島Ⅲ」施設外観
山陽自動車道や瀬戸中央自動車道の早島ICから約1.9㎞。関西・中四国の各大都市圏や山陰方面への配送をカバーできる立地と見込む。九州と大阪を結ぶ中四国エリアの物流ハブとして、中継拠点ニーズにも対応できるとみている。
低床・高床バースを併設するなど、重量のある飲料をはじめ多様な荷物ニーズに対応できる設計を採用。空調設備や従業員用ラウンジを整備し、快適な就労環境を提供できるよう努めている。
「GLP早島Ⅲ」エントランス
各区画に荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、効率的なオペレーションができるよう工夫。事務室や会議室、応接室区画を設置し、物流現場でのスムーズなビジネス進行をサポートする。
内観デザインは、木目調素材をアクセントとして取り入れ、自然の温もりを感じさせる空間を醸し出せるよう配慮している。
BCP面では、地震対策として耐震構造を採用。計画地は高台のため浸水などの水害リスクにも強いとみている。CASBEE A認証、BELS、ZEB認証を取得済み。
「GLP早島Ⅲ」広域図
「GLP早島Ⅲ」周辺図
■施設概要
施 設 名:「GLP 早島Ⅲ」
所 在 地:岡山県都窪郡早島町早島 4651-3
敷地面 積:11,279.50 ㎡
延床面 積:17,878.08 ㎡
構 造:地上3階建て、耐震・鉄骨造
着 工:2023 年 12 月
竣 工:2025 年 1 月末
認証取 得:CASBEE A 認証、BELS、ZEB 認証
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用