21年スタート、料金は運賃に連動
セイノーホールディングスは4月23日、傘下のセイノーフィナンシャルが展開している売掛保証サービス「カンガルー売掛保証PLUS」の累計会員数が、2025年3月末時点で1万117社に達したと発表した。
荷主企業の信用補完を支える機能として、導入企業の出荷品代金保証額は総額約70億円に達している。
セイノーフィナンシャルは売掛債権の保証によるリスク軽減の仕組みとして、2021年に「カンガルー売掛保証PLUS(包括コース)」の提供を開始。23年には業界初の取り組みとして売掛保証を輸送の「付帯サービス」とした「カンガルー売掛保証PLUS(付帯コース)」をラインアップに加えた。
申込書が不要となり、企業がより導入しやすい仕組みを採用した。
「カンガルー売掛保証PLUS(付帯コース)」は、輸送の見積書上に売掛保証を明示し、内容に同意すれば申し込みが完了する。
追加料金なしで簡単な手続きにより、年100万円(着荷主当たり)、年300万円(発荷主当たり)までの売掛金を保証することが可能。保証料は運賃に連動する仕組みを採用し、手軽で導入しやすい料金体系を実現。販売先の審査が不要な点も差別化のポイントと強調している。
(藤原秀行)