ニッコンHD、不動産保有状況の見直しなど企業価値向上策検討する特別委員会新設を発表

ニッコンHD、不動産保有状況の見直しなど企業価値向上策検討する特別委員会新設を発表

独立社外取締役4人が参加、役員に提言へ

ニッコンホールディングス(HD)は5月16日、グループ全体の企業価値向上策を議論する特別委員会を新設すると発表した。

不動産の保有・管理・運営方針の見直しなど、グループ全体の企業価値向上につながる取り組みについて、独立社外取締役が現状を検証し改善案を協議、経営陣に提案する。

 
 

具体的には保有している不動産の所有状況、管理体制、運営方針の状況について、資本市場の目線も踏まえて資産・資本効率の観点から再検証。必要に応じて見直しを図るよう提言する。

企業価値向上に資すると考えられる施策についても、必要に応じて議題とし、検討した上で取締役会に提言する。

検討内容は取締役会へ継続的に報告するとともに、2025年末までをめどに内容を開示する予定。

特別委の委員は弁護士の高麗愛子氏、化学品・電子部品商社の尾関社長の尾関竜太郎氏、山口銀行会長の神田一成氏、あおぞら銀行など出身のクラーク・グラニンジャー氏の4人で構成。場合によっては外部のアドバイザーの意見も聴取するという。

(藤原秀行)

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