豪雪時のチェーン装着義務、規制対象は全国13区間で調整

豪雪時のチェーン装着義務、規制対象は全国13区間で調整

国交省が発表、今冬から実施へ

 国土交通省は12月10日、今年の冬から気象庁が特別警報や緊急発表を出すほどの豪雪が予想される場合に車のタイヤチェーン装着を義務付ける路線について、現時点で13区間とする方向で警察庁と調整していると発表した。

 直轄国道が6区間、高速道路が7区間。場所は「勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間」と設定している。開始時期など詳細が固まり次第、あらためて発表する予定。

 直轄国道は山形県の112号(西川町志津~鶴岡市上名川、27キロメートル)、新潟県の7号(村上市大須戸~上大鳥、16キロメートル)など。

 高速道路は北陸道の木之本IC(滋賀)~今庄IC(福井、45キロメートル)、米子道の湯原IC(岡山)~江府IC(鳥取、34キロメートル)など。

 国交省は併せて「大雪が予想される2~3日前より通行止め実施の可能性がある旨の事前広報を行い、不要不急の外出を控えることや広域う回、物流車両の運行計画の見直しなどについて、地域住民や道路利用者に周知していく」と説明している。

(藤原秀行)

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