7月の「ゆうパケット」、5.8%増で1年7カ月ぶりプラス

7月の「ゆうパケット」、5.8%増で1年7カ月ぶりプラス

ヤマトの攻勢などで不振、上昇基調に転じるかは不透明

日本郵便が8月29日発表した7月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比0.5%増の8749万個だった。前年の水準を上回るのは2021年3月以来、1年4カ月ぶり。

新型コロナウイルスの感染拡大で“巣ごもり需要”が広がり、インターネット通販が成長したことが追い風となって利用が大きく伸びた反動が続いていた。ただ、本格的に歯止めが掛かったかどうかはまだ見通せない。

ゆうパックのうち、住宅のポストに入る小型荷物に特化し、ECの商品発送に多く使われている「ゆうパケット」は5.8%増の3654万2000個で、20年12月以来、1年7カ月ぶりに前年水準比でプラスとなった。

競合するサービス「ネコポス」を取り扱うヤマト運輸がフリーマーケット(フリマ)ユーザー向けの料金値下げに踏み切ったことなどから低迷が続いていた。比較対象の前年は落ち込んだ水準のため、今後上昇基調に転じるかどうかはまだ不透明だ。

「ゆうメール」は2.2%減の2億5847万3000個。郵便物全体は5.4%減の10億9193万3000通だった。

(藤原秀行)

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