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早稲田大と住友電工、量子コンピューティング使った配送計画立案の実用化へ共同検討開始

早稲田大と住友電工、量子コンピューティング使った配送計画立案の実用化へ共同検討開始

25年めど、業務の効率化・最適化目指す

量子コンピューティングの社会応用に向けた研究開発を手掛けている早稲田大学理工学術院戸川研究室と車両運行管理システム「Eagle Sight」の開発を担っている住友電気工業は9月16日、量子コンピューティングを活用した物流の配送計画立案の実用化に向け、共同で検討を進めると発表した。2025年をめどに、量子コンピューティングで配送計画立案が効率化・最適化されることを目指す。


(プレスリリースより引用)

量子コンピューティングは、量子力学の現象を利用して並列計算を実現するコンピューター技術。従来型のコンピューターよりはるかに短い時間での計算が可能になるのが特徴。様々な分野への適用可能性の1つとして、物流事業における配送計画立案など、複数の配送拠点を巡回して元の拠点に戻る最短経路を設定する極めて膨大な計算を瞬時に解くことが期待されている。しかし、その最適解を導く手順や法則を定める「定式化」という作業が困難を窮めるため、まだ実用化には至っていない。

両者は定式化の検討や、解の妥当性の検証を2021年に開始、実際の配送ルートを想定した配送車両1台の計算に成功した。この結果を受け、複数車両を対象とした同時計算や、配送開始後の計画変更などの実用化に向けた共同検討を進め、2025年をめどに配送計画立案への量子コンピューティング適用できるようにしたい考え。

早大戸川研は併せて、量子コンピューティング技術を実応用するため、基礎研究を進めると同時に、産業界とともに社会応用に向けた研究開発をより一層進めていく考え。住友電工は今回の技術検討の成果を車両運行管理のトータルソリューションシステム「EagleSight」の交通関連製品へ搭載することを見据えている。

(藤原秀行)

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