オムロン、可搬重量650kgの自動搬送ロボットを発売

オムロン、可搬重量650kgの自動搬送ロボットを発売

生産現場向け、物流業界にも利用働き掛け

オムロンは7月14日、生産現場向けの新たな自動搬送ロボット「MD-650」を7月15日に国内で発売すると発表した。海外でも販売を計画している。

可搬重量は650kgで、中量級としてはトップレベルの性能となる自動搬送ロボットをラインアップに加えることで、生産現場の幅広い工程を自動化できるようサポートしたい考え。物流業界にも積極的に採用を働き掛ける。

可搬重量がより大きい900kgのタイプも2023年度中をめどに、市場に投入する予定。


MD-650(オムロン提供)

MD-650は30分間の急速充電で走行は最大8時間可能。最高速度は秒速2.2m(時速約8km)で、オムロンは中量級の自動搬送ロボットの中では最も速いと説明している。

オムロン独自のロボット制御システム「OMRON Fleet Manager」を活用し、可搬重量が異なる様々なロボットを複数台、同じ現場で同時に効率良く安全に展開できるようにしている。

産業用無人搬送車の安全に関する最新規格「ISO3691-4(2020年制定)」に準拠している。

(藤原秀行)

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