三菱ふそう、米アンプルとEVトラックのバッテリー迅速交換技術を実証

三菱ふそう、米アンプルとEVトラックのバッテリー迅速交換技術を実証

「eCanter」新型モデルを使用、5分で取り換え想定

三菱ふそうトラック・バスは7月26日、米国のスタートアップAmple(アンプル)と、日本国内でEV(電気自動車)トラックのバッテリーを迅速に交換する技術の共同実証に関する契約を締結したと発表した。

三菱ふそうは今年3月、小型EVトラック「eCanter」の新型モデルを発売。99~324kmの航続距離を実現している。今回の実証では、さらに将来を見据え、より長距離を走行する用途など、「eCanter」の活用の可能性拡大を探るのが狙い。EVトラックの普及を後押しする狙いもある。

初期の実証では「eCanter」新型モデルを使用。アンプルのモジュールを装着した「eCanter」がアンプルのバッテリー交換ステーションに入庫すると、ロボットが自動でバッテリーを取り換える。バッテリーの交換時間は5分を目標にしている。実証を通じ、商業化の可能性を見極めることを目指す。日本国内での試験車両の走行を今冬に実施する予定。


バッテリー交換技術のイメージ


「eCanter」とアンプルのバッテリー交換ステーション

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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