オンライン服薬指導後、通常30分程度の配送も可能に
デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japanと全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤は9月11日、Woltが提供する法人向け即時配送サービス「Wolt Drive(ウォルトドライブ)」を活用し、処方薬の即時配送を同日開始したと発表した。
対象は東京都と神奈川県の計18店舗。新型コロナウイルスの感染拡大などを契機として、オンラインを介した診療・服薬指導のニーズが高まり、医薬品配送を希望する向きも増えていることに対応する。
(Wolt Japan提供)
「Wolt Drive」は商品の即時配送を希望する様々な企業が、Woltのアプリやウェブサイトに店舗ページを開設することなくWoltの配達システムを利用することで、通常30分程度で顧客へ配送できるようになる。日本調剤は同サービスを活用し、オンライン診療やオンライン服薬指導を受けた患者に加え、薬局を訪れた患者にも処方薬を即時配送できるようになった。
日本調剤は「Wolt Drive」を活用した処方薬の即時配送も利用可能な店舗を順次増やし、今年11月には計約120店舗まで広げ、東京23区内の幅広いエリアを配送地域としてカバーできるようにする。2024年以降は対象を全国に広げていく計画。
(藤原秀行)