ポッカも埼玉に、車両発着や庫内作業の集中緩和狙う
サッポロホールディングス（HD）は3月15日、グループのサッポログループ物流が4月1日、広島市に「サッポロビール広島物流センター」を新設すると発表した。
サッポロHDグループは2020年ごろから全国の配送で150km圏内を上限とする物流拠点再編を推進。運行管理の可視化システム活用とともにトラックドライバーの拘束時間短縮を図っている。
その一環として、これまでサッポロビール九州日田工場（大分県日田市）から出荷していた広島県と島根県エリアへの配送について、「サッポロビール広島物流センター」を開設、経由することでトラックドライバーの長距離運行緩和とトラックの回転率向上を目指す。
併せて、食品飲料の配送も3月25日に埼玉県加須市で「ポッカサッポロフード＆ビバレッジ埼玉加須物流センター」を新設する。これまで「ポッカサッポロフード＆ビバレッジ北関東物流センター」（群馬県伊勢崎市）から配送していたエリアの一部を当センターに移管し、配送距離の削減に加えてトラックの発着や庫内作業の集中を緩和し、ドライバーの拘束時間削減を実現する計画。
新センター概要
名称：サッポロビール（株）広島物流センター
所在地：広島県広島市西区草津港2丁目7-5 不二倉庫運輸（株）広島西営業所内
面積：約700坪（約2,300㎡）※倉庫部分のみの面積
竣工・稼働：2024年4月1日
取扱商品：ビールテイスト、RTD、ワイン、洋酒、和酒などの酒類製品
配送エリア：広島県、島根県
名称：ポッカサッポロフード＆ビバレッジ（株）埼玉加須物流センター
所在地：埼玉県加須市道目1584-1
面積：約1,800坪（約5,900㎡）※倉庫部分のみの面積
竣工・稼働：2024年3月25日
取扱商品：飲料、食品
配送エリア：茨城県、千葉県、埼玉県
（藤原秀行）※いずれもサッポロHD提供
