神戸港で水素用いた荷役機器の現地稼働実証開始

神戸港で水素用いた荷役機器の現地稼働実証開始

タイヤ式門型クレーン、ターミナル脱炭素促進目指す

国土交通省は4月17日、神戸港で水素を燃料に用いる荷役機器の現地稼働実証を今年4月に始めたと発表した。

港湾のターミナルの脱炭素を進めるのが狙い。

 
 

神戸港の人工島「ポートアイランド(第2期)」で実施。タイヤ式門型クレーン(RTG)を動かすディーゼルエンジン発電機を水素エンジン発電機に切り替えており、水素を充填してスムーズに動くかどうかなどを見極める。

現地稼働実証は2025年度に実施し、稼働状況のデータを収集・分析するとともに、26年度にかけて港湾の施設の技術上の基準改定へ検討を進める予定。


水素エンジン発電機を搭載したRTG(国交省報道発表資料より引用、商船港運提供)

(藤原秀行)

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