自社初、CO2排出削減目標達成策の一環
鴻池運輸は5月23日、静岡県内のイオングローバルSCM業務受託センター2拠点で、イオングループ店舗配送用に冷凍・冷蔵器付きEV(電気自動車)トラックを3台導入、今年1月に運用を始めたと発表した。鴻池グループがEVトラックを導入したのは初めて。
採用したのは車両総重量7.5t、航続距離約120kmで冷凍・冷蔵器を搭載した小型トラック。イオングローバルSCM受託センターとして運営している鴻池運輸の東海支店長泉流通センター営業所(静岡県長泉町)に2台、袋井流通センター営業所(静岡県袋井市)に1台をそれぞれ配備した。
鴻池運輸は「2030年ビジョン」の非財務目標の一つとしてCO2排出量を19年3月期比で35%減らすことを掲げており、新たに策定した25~27年度を対象とする中期経営計画でも3年間のCO2削減目標として28%減を設定している。今回のEVトラック導入もその一環。
(藤原秀行)※いずれも鴻池運輸提供