元NTTドコモの夏野氏も出資、音声認識や自然言語処理などR&D投資へ
AI(人工知能)を活用した「ホワイトカラーの生産性向上」に取り組むスタートアップ企業のシナモンは4月23日、総額約13億円の資金調達が完了したと発表した。
シリーズC(株式公開を視野に入れた段階)の資金調達として、ベンチャーキャピタルのD4Vや米ペガサス・テック・ベンチャーズがそれぞれ運用するファンド、元NTTドコモで「iモード」を開発した夏野剛氏らを引き受け先とする第三者割当増資を実施。併せて、三井住友銀行と日本政策金融公庫、商工組合中央金庫(商工中金)から融資を取り付けた。
シナモンは調達資金の使途として、AIに関する専門性の高い人材登用、音声認識や自然言語処理といったAI関連の新領域開発などを想定している。
(藤原秀行)※会社ロゴマークはシナモン提供