コロナ禍でEC利用拡大が継続か
ヤマト運輸が12月4日発表した11月の小口貨物取扱実績は、宅急便全体で前年同月比16・1%増の1億7760万5864個に上った。特に、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」が90・6%増の2683万7937個に達し、10月の82・3%増に続いて大きな伸びを記録した。
新型コロナウイルスの感染拡大が契機となったEC利用拡大の傾向が続いているとみられる。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は8・5%増の1億5076万7927個だった。
一方、企業などの利用がメーンの「クロネコDM便」は11・8%減の7575万4131冊とさえない動きが続いている。
(藤原秀行)