プラスチック使用料も年間14.5t削減想定
全国のスーパーが参加し、商品の開発や共同仕入れを担っているシジシー(CGC)ジャパンは8月9日、「CGC昆布佃煮シリーズ」全6SKU(最小商品管理単位)を8月20日に刷新すると発表した。
内容量は維持しながら包装資材を25%縮小し、プラスチック使用量を年間14.5t削減できると想定。商品を梱包する段ボールサイズも15%縮小し、年間22t減らせると見込む。
今年2月には賞味期限を従来の60日から90日へ30日間延長した。1996年発売のロングセラー商品で、全国約4000店舗のCGCグループ加盟店で年間1300万パックを販売している。
また、段ボールサイズを縮小することでトラックへの積載効率が50%アップとみている。具体的には、パレット1枚の積載数が224ケースから336ケースへ112ケース増える(1ケース当たり12個入り)ため、10t車への積載数は3584ケースから5376ケースへ1792ケース増加する。
積載効率向上で配送コストを抑え、環境負荷も低減するとともに、製造ラインの省人化で人件費も抑制する。
さらに、小売店舗の3尺棚に既存品よりも1品多い6SKUを陳列できるようになり、店舗にとっては従来と同じスペースでより多くの商品を置けるようになると計画している。
(藤原秀行)※いずれもCGCジャパン提供